Archive for 14 May 2005
14 May
The Last Unicorn 『最後のユニコーン』読解メモ 226
The white girl said, "I am myself still. This body is dying. I can feel it rotting all around me. How can anything that is going to die be real? How can it be truly beautiful?"
白く輝く娘は言いました。「でも、やはり私はユニコーンです。この身体は死につつあります。私はこの身体が朽ち果てていこうとしているのが、良く分ります。死んでしまうものが、どうして本物であるなんて言えるでしょうか。死んでしまうものが、どうして美しいなんて言えるでしょうか。」
再びユニコーンのeternalでimmortalな感覚が語られている。immortalな存在のユニコーンにとっては、生きているものの体は“死につつあるもの”である。
用語メモ
This body is dying.:普通なら“死にそうです”と訳す部分であるが、ここでは文字通り“死につつある”ということになる。
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作品研究サンプル
▼『不思議の国のアリス』とファンタシーの世界
・映画“ラビリンス”とアリス
・映画“ドリーム・チャイルド”とアリス
(論文、アンチ・ファンタシーというファンタシー(13)「荒唐無稽とアナクロニズムとペテン的記述―『最後のユニコーン』における時間性と関係性の解体と永遠性の希求」、『ピーターとウェンディ』注釈テキスト "Annotated Peter and Wendy"等を公開中)
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