Archive for 29 September 2010

29 September

佐倉セミナーハウス文化・教養講座 テキスト公開 2

2010年佐倉セミナーハウス文化・教養講座

アニメ・ゲームと現代文化の諸相―哲学・科学・形而上学とサブカル
チャー




4回分の総合テキストです。


アニメ・ゲーム作品に見る科学と超科学
―量子理論と、ニュートン力学を逸脱するシステム理論


『精霊の守人』:乱流効果と突発的変動
『エウレカセブン』:観測効果と事象の生成―意識による現実の実体化
『とある科学の超電磁砲』:ハイゼンベルグとパーソナル・リアリティ
『ノエイン』:もう一人の私―コヒーレンス、デコヒーレンス
『エル・カザド』:マクスウェルの悪魔と超能力
『Fate stay night』:魔術的宇宙論と“原存在”
『マブラブ・オルタネイティブ』:量子存在と多世界解釈



『エルゴ・プラクシー』の誤訳例

難解な題材を扱った『エルゴ・プラクシー』の訳を検証する。
翻訳者による註釈等は充実しているが、誤解も実はいくつかある。
やはり、同音異義語は解釈が難しい。
作品のストーリーと主題が掴めないと的確な訳は不可能。



『エルゴ・プラクシー』に見る宇宙論
“私”と“存在”概念解釈の革新が様々に試みられる


エピソード11“白い闇の中”:全と個の反転と様々の“私”
書房に並ぶ本は全て“私”だった。
エピソード14 “貴方に似た誰か”:誰でもある“私”
姿形だけでなく記憶と思考の全てを真似る能力
エピソード20 “虚空の聖眼”:他人の中の私
夢物語とゲーデルの定理




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